アメリカ横断#4【野宿】

どうも、

今回はロサンゼルスのダウンタウンに付いた後の話。

 

 

ダウンタウンに着いたのは夜。

そこから野宿するところを探しだす。

 

 

その前に、気になっていた日本村へ行ってみる。

タクシーから降ろしてもらったところから歩いて10分くらいだった。

 

 

すごく日本っぽいところだった。

楽しい気持ちは少しだけ、頭の中は今日の野宿で不安いっぱいだった。

 

 

アメリカ人も多いが、所々日本語が聞こえてくる。

日本村でのバイト帰りの若い男性が話しながら帰っていく。

 

 

話しかけようと思ったが、ここで人見知りが発生する。

せっかく空港で話しかけまくって人見知りを克服したと思ったのに、日本人に頼してはまだまだ人見知りだ。

 

 

目の前を過ぎていく日本人。

 

 

「今日泊めてください。」

 

 

とでも言う勇気があれば、

また違った旅になっていたかもしれない。

 

 

しばらく日本村のベンチに座っていた。

日本村まで歩いたときに、とてもじゃないが野宿できるようなところではない。

 

 

とりあえず日本村を出て歩いてみる。

 

 

ちょうど良い大きな公園があった。

そこに一人の男性がいる。黒人だ。スマホをいじっている。

 

 

野宿の心配と同じくらい、スマホの充電もヤバかった。

残り12%。

 

 

勇気を出して黒人に話しかけて、

僕のスマホを見せる。充電が12%になっていることを指をさして伝える。

 

 

恐らく察してくれて、公園の街灯のところまで連れて行ってくれて、

街灯のふもとを指さす。

 

 

何と、コンセントプラグがあるではないか。

二つある一つに黒人は充電器を繋げて自分のスマホを充電しだした。

 

 

僕も残りの一つに自分の充電器を繋げて僕のスマホを充電する。

 

 

何て優しいんだ。。。笑

 

 

ちょうどそこは芝生で野宿出来そうなところだった。

黒人にここで野宿できるか聞いてみた。

 

 

かなり驚いたように僕を見て話出す。

デンジャーだと言っている。

おそらく「野宿は危ない」と言っているのだろう。

 

 

だが僕にはお金がない。

 

 

すると、公園のわきに車が止まった。

車にはPOLICEと書いてある。

こちらに向かってくる。

 

 

何か怒られるのかな?笑

 

 

黒人と話し出す。

何か少しもめているようだ。。。

 

 

POLICEは帰っていき、

黒人は僕におそらく「ここは夜は入ってはいけない」とか言ってくる。

注意されたらしい。

 

 

なるほど、

夜は公園に入ってはいけないらしい。

確かにそのルールが無いと、この綺麗な公園もすぐにホームレスで埋め尽くされるだろう。

街の景観が悪くなる。

 

 

僕にそれを伝えると、

黒人は充電器を抜き街に向かって歩き出す。

僕はまだしばらくここで充電しながらのんびり考えることにした。

 

 

充電が40%くらいになった時に僕も公園を出た。

そしてまた日本村に行く。もう夜中だ。

歩道の隅っこにはホームレスが毛布に包まって寝ている。

 

 

とてもじゃないがここでは寝れない。怖すぎる。

 

 

そこで考えたのは日本村のベンチで寝れないか?ということ。

 

 

ベンチに座って寝袋を取り出す。

そしたら、日本村の警備員の黒人が僕に話しかけてきて、

ここから「ここから出ていけ」みたいなことを言ってきた。

 

 

すぐに寝袋をしまって、追い出されるように日本村を出る。

 

 

あー、いよいよヤバい。

どこで寝よう。

 

 

正直泣きそうだ。

というか泣いていた。

 

 

文章ではなかな伝わらないが、

本当に悲しくて怖くて自然と涙が出てきた。

 

 

涙を流しながら、夜のロサンゼルスを歩く。

 

 

すると少し明るいところに出てきた。

どうやら駅みたいだ。

 

 

その前に公園があった。

いや、公園というよりただの芝生の広場だ。

 

 

「ここも警察に怒られるかな?」

とか思いながら「もうここしかない」という気持ちでここに寝袋を広げる。

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そして横になる。

風が涼しい。

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そこし時間がたった後、

寝袋に入る。念のためすぐに逃げれるように靴を履いたまま寝袋に入った。

バックパックを枕にして。

 

 

疲れ切っていた僕はすぐに寝たと思う。

だけど1時間くらいしてから目を覚ました。

 

 

若い人達が横切る。

5人くらいだ騒ぎながら歩いている。

 

 

怖い。アメリカにもホームレス狩りというものはあるのだろうか?

ビクビクしながら若い人達が過ぎ去っていった。

 

 

次に、遠くの方から、

「ファッキュー!ダイナウ!」

と繰り返し大声で叫んでいる人が近づいてくる。

 

 

マジで怖い。

だんだんと声が近づいてくる。

 

 

またビクビクしながら待つ。

だんだんと声が離れていく。

 

 

すごくホットした。

本当に襲われるかと思った。

 

 

アメリカ怖い。

下手したら本当に死んでしまう。。。

 

 

それからは目が覚めてなかなか寝れなかったが

2時間くらいしたら寝ていた。

 

 

起きると朝の5時くらい。

 

 

起き上がって昨日の夜の充電できる公園に向かった。

 

 

歩いている途中。

何か誇らしかった。

 

 

たった一度、アメリカで野宿するだけで

とてつもない自信を手に入れた気がする。

 

 

あの怖い夜を一人で乗り切った。

何でもできる気がする。

 

 

何か自信がない人は

アメリカで野宿してみるといい。

 

 

死ぬほど怖い夜を乗り切る経験に比べたら、

日本での出来事なんて全てハードルが下がって見えてくる。

 

 

すがすがしい朝だ。

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充電できる公園の朝方の写真。(ここおススメ。)

 

 

あと、僕が野宿した広場は

調べたらロサンゼルスのユニオンステーション(駅)の前だった。

 

 

ロサンゼルスのダウンタウンで野宿を考えている人におススメだ。

 

 

次はヒッチハイクとバスについて書いていく。